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ポストコロナにおける研究大学の役割と国際連携の重要性について

2022年8月8日(月)

学術研究懇談会(RU11)は、地球温暖化やエネルギー問題などの人類が直面する課題に対して、最先端の知、多様な文化を生み出すことを通して、その解決に貢献しています。2020年以降急速に広がったCOVID-19感染症パンデミックによって、このような地球規模の課題解決には国際的な協力体制のもとで、研究大学がその役割を十全に果たすことが不可欠であることが、改めて示されました。そこで、RU11は、学問の自由と自律を守りつつ、世界の6つの研究大学のコンソーシアムとともに、ポストコロナにおける研究大学の役割を再定義した「Leiden Principles(ライデン原則)」に署名しました。

「ライデン原則」に基づき、RU11は以下のことに取り組みます。

TRUST
政府、市民などのステークホルダーの信頼を得ながら、将来的な課題や危機に向き合います。そのためにも基礎的な研究への理解と支援が重要だと考えます。

DIVERSITY
多様な才能が多様な形で活躍する場を提供することが、研究大学の役割を果たすために不可欠であると考えます。そのために、すべての人があらゆる場面でその才能を発揮できる環境づくりに努めます。

OPENNESS
研究成果の公開性と透明性を高め、国際的な協力体制の元で、新たな知の創出を目指します。同時に、不適切な情報の流出や転用のリスクに配慮した体制の構築に主体的な役割を果たします。

STEWARDSHIP
急速な国際化の中、政府やすべてのステークホルダーと協力して、社会に対する責務を果たし、国際的に信頼ある立場を維持、確保します。

FREEDOM
研究大学としての責務を果たすために、学問の自由と自律は不可欠な価値であり、引き続き学問の自由と自律の堅持に努めます。

 

Leiden Principles 原文(English)
https://www.leru.org/files/Publications/Leiden-Principles.pdf

Leiden Principles 抄訳(日本語)
「ライデン原則」~ポストコロナの研究大学の役割について~(PDF)

Leiden Principles 署名について(2022年5月24日)
https://www.leru.org/news/the-leiden-principles